七代 加藤幸兵衛展、近鉄和歌山できょうからスタート

2013年05月16日 19時52分 ニュース

ペルシア陶器の製法を世界で唯一継承する七代 加藤幸兵衛(かとう・こうべい)氏の作品展がきょう(16日)から和歌山市の近鉄百貨店和歌山店で始まりました。

イランを中心に発展したペルシアのやきものは、重厚な中国のやきものとは違って多彩な色づかいが大きな特徴となっていますが、代表的な技法であるラスター彩は、18世紀ごろに継承者が絶えていました。

このラスター彩の技法を復元したのが加藤氏の父で人間国宝の故・加藤卓男(かとう・たくお)氏で、加藤幸兵衛氏がその技法を引き継ぎ、現在、世界で唯一のラスター彩技法の継承者となっています。

その七代 加藤幸兵衛氏の作品展がきょうから和歌山市の近鉄百貨店和歌山店で始まり、会場となった5階の画廊には、ラスター彩など、ペルシア陶器の技法で造られた大皿や香炉など40点が展示されています。

ラスター彩の陶器は、陶器を焼くときの炎の温度によって色が違っていて、展示されている作品は、光を浴びると、青や緑、紫や金など、さまざまな色に輝きます。

7月にラスター彩・発祥の地、イランで里帰り展を開くことになっている加藤氏は、「今回の作品展には、イランに持っていく陶器と同じレベルのものを展示している。ペルシアと日本とのシルクロードを通じた交流の一端を担うという気概で作品を造っているので、是非、皆さんに見てもらいたい」と話しています。

この「シルクロード陶紀行 七代 加藤幸兵衛展」は、きょうから22日まで和歌山市の近鉄百貨店和歌山店5階・画廊で開かれています。時間は、午前10時から午後7時までですが、最終日の22日は、午後5時までです。