県立医大・がん診療最新鋭機器の稼動は順調(写真付き)

2013年05月17日 17時14分 ニュース, 社会

がんの死亡率が全国ワースト2位の和歌山県において、がん診療連携拠点病院として体制の強化を進めている、和歌山県立医科大学附属病院では、昨年末(2012年)からことし(2013年)はじめにかけて導入した、最新鋭の手術支援ロボットや放射線治療装置が順調に稼動していて、全国で極めて高い水準にある和歌山県のがんの死亡率を下げるため、今後も診療体制の強化を進める方針です。都道府県別のがんの死亡率はおととし(2011年)和歌山県は全国ワースト2位となったほか、がんの種類別でも、肺がんが3位、肝がんが4位、大腸がんと子宮がんが6位などと、7種類のがんで全国ワースト10位以内となっていて、がん対策の推進が急務となっています。

県立医大では、手術、化学療法、放射線治療のいわゆる「3大がん療法」の充実をはかるため、去年12月に、ロボットアームで緻密な操作が出来る手術支援ロボット「ダヴィンチ」を、またことし1月には、強度変調放射線治療装置「トモセラピー」をそれぞれ稼動させました。

医大によりますと、ダヴィンチを使った手術は先月末(4月)までに18件、トモセラピーを使った放射線治療は7人の患者にあわせて121回の放射線照射が行われ、いずれも経過は順調に推移しているということです。

 

岡村病院長(5月15日・和歌山県立医大にて)

県立医大病院の岡村吉隆(おかむら・よしたか)病院長は「今後も生活習慣やがんを発症しやすい環境の研究のほか、がん検診受診のさらなる啓発など、様々な調査をしていく」と述べました。