森岡産廃の中止を求める団体が会見「安全性が不十分」

2013年05月17日 21時29分 ニュース, 社会, 防災

御坊市塩屋町森岡地区の産業廃棄物最終処分場の設置をめぐる問題で、建設見直しを求める地元団体が、きょう(17日)記者会見を開き、「安全性が不十分だ」として、施設の改善を求めました。

産廃施設の改善を求めたのは、地元住民などでつくる「森岡産廃の中止を求める塩屋の会」で、記者会見では、3月25日に出された和歌山県の設置許可の中で、粉じんと汚水対策としての遮水シートは、福島第一原発の水漏れ事故の例が示すように信頼できるものではなく、汚染された水が周辺に漏れ出るのではないかという懸念を示しました。

また、御坊市内の小中学生全員分の給食を作る御坊市給食センターと、産廃施設の建設予定地が直線距離にして200メートルしか離れていないことについて、倫理的に問題があるのではないかと指摘し、今後、会のメンバーが中心となって「給食センターの安全を考える会」を設置して、御坊市内の小中学生の保護者を中心に賛同を呼びかけたいとしています。

一方、設置許可を受けた大阪・和泉市の大栄環境は和歌山放送の取材に対し、「遮水シートは福島第一原発で使われたものと材質が違うと聞いている。計画の中で県からも許可を受けているので、安全性に問題はないと考えている」と話し、給食センターに関しても「環境影響評価を行政に提出した上で設置許可を受けている。」と話し、こちらも問題がないと強調しました。

また、許可を出した県も「地元の方の不安な気持ちは理解できるが、法律に基づいて許可を出しており、構造や技術面に問題はない。給食センターと近いことについても、環境影響評価を行い、影響はないと判断した」としています。