県・風疹ワクチン接種費用補助スタート(写真付き)

2013年05月21日 16時38分 ニュース, 政治, 社会

和歌山県内で若い世代を中心に風疹(ふうしん)がまん延し、とくに妊婦と生まれてくる子どもへの感染が懸念される事態を受け、県は、妊娠を希望する女性や夫に対して、きょう(21日)から風疹ワクチンの接種費用の半分を補助することになりました。助成額は5000円で、県は6月定例県議会で補正予算案を提案します。県によりますと、きのう(20日)現在で、県内では62人の風疹患者が確認されていて、すでに去年(2012年)1年間の6倍以上にのぼっています。

特に、定期的な予防接種の機会が無かった世代を含む20歳代から40歳代の男性と、20歳代の女性の割合が高くなっています。

県では、妊婦が風疹にかかると、生まれてくる子どもに重い障害が残る可能性があることから、ワクチン接種費用の半分にあたる5000円の補助を決めたものです。

県は、対象となる男女があわせて18万人いるとみて、およそ9億円を6月補正予算に計上する予定です。

きょうから補正予算が成立するまでの請求分は、成立後、さかのぼって支給することになります。

補助の対象となるのは、19歳以上50歳未満の妊娠を希望する女性と、妊婦の夫で、接種を希望する場合は市町村の窓口に問い合わせて医療機関に予約します。ただし、現在妊娠中の女性は接種を受けられません。また女性は接種後2か月間避妊が必要です。

なお、きょうの接種分から適用されますが、補正予算の成立までは接種券が発行出来ないため、それまでは医療機関の領収書を保管し、市町村の窓口に提出する必要があります。

県では、費用の残り半額を各市町村に補助するよう強く働きかけています。

 

定例会見で接種を呼びかける仁坂知事(5月21日・和歌山県庁にて)

仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事は「大事な赤ちゃんが風疹にかかることで将来に不自由があってはならない。子育て日本一を目指す県としては全力で防ぎたい。きょうから適用されるので今すぐ接種して欲しい」と呼びかけています。