漁業調査船「きのくに」が気象庁長官表彰へ

2013年05月31日 19時07分 ニュース, 政治, 社会, 防災

和歌山県水産試験場の漁業調査船「きのくに」が、来月(6月)3日に東京で行われる「第138回気象記念日式典」で、気象庁長官表彰を受けることになりました。

県の水産試験場での本格的な海洋調査の歴史は古く、明治44年(1911年)から行われていて、沿岸や沖合で漁業調査船「きのくに」による水分や塩分の観測を続けています。

現在の「きのくに」は1996年(平成8年)に稼動した8代目で、総トン数99トン、定員11人です。

串本町(くしもとちょう)の県・水産試験場を拠点に、月1回のペースで県の沿岸にある42の定点を廻って、海面から海底までの水分や塩分、海流などを観測しているほか、潮岬沖の観測や、イワシ類などの卵や稚魚の調査なども行っています。

また最近では、メタンハイドレートの気泡の調査でも活躍しました。

今回は、「きのくに」が行った海面から海底までの連続した観測結果が高く評価され、気象庁長官表彰を受けることが決まったものです。

気象庁では、毎年6月1日の気象記念日に合わせて、気象業務で功績の有った個人や団体を気象庁長官が表彰していて、都道府県が所有する調査船の受賞は、2008年(平成20年)の福井県、去年(2012年)の徳島県以来で、和歌山県が3番目となります。

漁業調査船「きのくに」の気象庁長官表彰は、来月3日、東京の気象庁講堂で開かれる気象記念日の式典で行われ、県・水産試験場の中西一(なかにし・はじむ)試験場長が出席する予定です。