フォーラム「和歌浦湾をもういちど市民の宝に」(写真付き)

2013年06月15日 16時47分 ニュース, 社会, 経済

和歌山市の万葉の景勝地・和歌浦(わかうら)と和歌浦湾の再生と活性化を考えるフォーラムが、きょう(15日)午後、和歌山市西汀丁(にしみぎわちょう)の県・書道資料館で開かれました。

 

これは「和歌山県地域・自治体問題研究所」が、人を活かすまちづくりや、地域の価値を磨き上げようと開いたものです。

午後2時から開かれたフォーラムでは、はじめに、京都府舞鶴市(まいづるし)のまいづる市民自治研究所事務局長の長谷博司(はせ・ひろし)さんが「行け行け!かまぼこ調査隊・地域の良さを調べる」と題して基調講演しました。

続いて行われたパネルディスカッションでは「和歌浦湾をもういちど市民の宝に」と題して、海南市の料理研究家・家本幸(かもと・みゆき)さんや、海南市下津町(しもつちょう)の地域おこしグループ「げんき大崎(おおさき)」の西川展子(にしかわ・のぶこ)さんら4人のパネリストが、それぞれの立場から和歌浦や和歌浦湾の持つ魅力や可能性について意見を交わしました。

この中で家本さんは「新鮮な魚や野菜は県外から来た私にとって大きな魅力だが、地元の人たちがあまり気付いていないことは勿体ない」と述べました。

また、西川さんは「地区の住民同士が家族のように付き合うコミュニティが今も残っていて、それが多くの観光客をもてなす力にもなる」と語りました。

一方、コーディネーターを務めた和歌山大学経済学部の大泉英次(おおいずみ・えいじ)教授は「実際に和歌浦を訪れ、景観や生活様式といった地域的な背景に触れてこそ、食材の味がより深まる。地元の住民が生活をエンジョイしている様子が伝わらないと、観光客は定着しないのではないか」と提言しました。