天王塚・大谷山22号墳を特別史跡に・市民団体が請願(写真付き)

2013年09月10日 17時18分 ニュース, 政治, 社会

国の特別史跡に指定されている和歌山市の岩橋千塚(いわせせんづか)古墳群に隣接する、天王塚(てんのうづか)古墳と大谷山(おおたにやま)22号墳を特別史跡に加えるよう、きょう(10日)市民グループが、和歌山県議会の山田正彦(やまだ・まさひこ)議長に請願書を提出しました。

 

山田議長(左)に請願書を手渡す鴨口代表(右)(9月10日・和歌山県議会議長室にて)

山田議長(左)に請願書を手渡す鴨口代表(右)(9月10日・和歌山県議会議長室にて)

提出したのは和歌山市の市民グループ「岩橋千塚を守る会」の鴨口正紀(かもぐち・まさき)代表ら10人です。

請願書では、県内最大級の前方後円墳で、高さおよそ5メートル90センチと全国で2番目の高さを誇る石室を持つ天王塚古墳が国の特別史跡に含まれておらず、およそ50年前に一般公開されて以来、石室保存のために封鎖され、今では、見学道や古墳自体が雑草や竹に覆われて荒れ果ててしまっていることとや、大谷山22号古墳の敷地のうち3分の2しか特別史跡に指定されていないことなどが問題として、県に、これらの古墳を含む敷地も特別史跡に加えた上で、きれいな形に整備し保存するため、県の来年度(2014年度)予算に盛り込むよう求めています。

きょう午後、守る会の鴨口代表らメンバー10人が県議会の山田議長に請願書を手渡したほか、守る会が5月から8月に行った署名活動で集めた、地元の連合自治会や鳴神(なるかみ)団地の住民ら、あわせて1万5066人分の署名を仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事あてに提出し、代理で県・教育委員会の西下博通(にしした・ひろみち)教育長が受け取りました。

請願書を受け取った県議会の山田議長は「本来県側が行うべきことを市民の皆さんがされたことを重く受け止め、議会で諮れるよう努めたい」と述べました。

守る会の鴨口代表は「県でなく国の宝でもある貴重な古墳群を、法のもとで守ってほしい」と話しています。