民間企業がヘリ使った輸送訓練 津波被害を想定

2013年09月14日 11時39分 ニュース, 社会, 防災

南海トラフの地震に伴う津波被害で孤立したことを想定し、民間の企業が、きのう(13日)田辺市内の2つの病院にヘリコプターで非常食を輸送する訓練を行いました。

この訓練は、医療や福祉施設に給食を提供する東京の日清医療食品が行ったもので、民間企業がヘリコプターを使って食品や物資の輸送訓練をするのは珍しいということです。

訓練は、午前5時半に地震が発生し、電気や水道などのライフラインが寸断され、陸路も断たれたという想定で行われました。訓練では、大阪府にも被害が出ることを考慮し、社員ら5人が乗ったヘリコプターは、午前7時半に東京のヘリポートを出発しました。その途中、配送センターがある大阪・高槻市に寄って60人分の非常食や食器、それに水などを積み込み、正午前に田辺市内の病院に到着して、すぐに物資の半分を病院に運び込み、残りはトラックで5キロほど離れた別の病院に運びました。

こうした訓練を重ねている日清医療食品の菅井正一(すがい・しょういち)副社長は「配送先を前回より増やし、より充実した訓練ができた。今後も場所を変えて続けたい」と話しています。