本州最古・メタンなどをエネルギーにする貝の化石(写真付き)

2013年10月02日 18時45分 ニュース, 社会

海南市(かいなんし)の県立自然博物館で、串本町(くしもとちょう)で発見された、深海から湧き出す硫化水素やメタンをエネルギーとする本州最古の貝の化石が展示されています。

スケンクガイの化石(提供:和歌山県立自然博物館)

スケンクガイの化石(提供:和歌山県立自然博物館)

展示されているのは、串本町の海でおよそ40年前に見つかった、スケンクガイやシンカイヒバリガイなど4種類の二枚貝の化石で、串本町に住む化石愛好家の男性が地元の海岸で採取し保管していたものです。

これらは、深海から湧き出す猛毒の硫化水素やメタンをエネルギー源にする貝で「化学合成群集」と分類されています。

このような化学合成群集の貝の化石は、日本ではこれまでに北海道など3つの地域で見つかっていますが、年代は2300年前から260万年前のものでした。

しかし、串本で見つかった化石は6600万年から2300万年前のもので、さらに古い時代のものです。

博物館によりますと「これらの化石は本州最古の貴重なもので、 今後の研究を進める上で大変重要な資料になる」 と話しています。

これらの化石は、きょう(2日)から海南市船尾(ふのお)の県立自然博物館・玄関ホールで展示されています。