県立博物館施設・機能強化と見直しへ

2013年10月22日 19時10分 ニュース, 政治, 社会

和歌山県は、県立博物館施設の機能強化や、学芸員の採用方法の見直しなどに乗り出すことを決めました。

対象となるのは、和歌山市の県立博物館と県立近代美術館、紀伊風土記の丘、それに、海南市の県立自然博物館の4つの施設です。

これらの施設では、それぞれ常設展や企画展を定期的に開いているものの観客数の伸び悩みや、広告宣伝活動の不十分さ、展示スペースの限界などが指摘されてきました。

また、学芸員の採用方法も、実務経験のある即戦力となる人材を求める必要性が併せて指摘されていることから、県では、これらを強化しようと対策に乗り出すことを決めたものです。

具体的には、展覧会の開催計画の企画案を2年もしくは3年前に策定し、毎年8月中に県教委や博物館協議会、知事に報告後、予算を計上する手続きを行います。

また、戦略的な公報計画を作って成果を検証するほか、これまで県教委の文化遺産課が扱っていた業務を、県の自然環境室や文化国際課へ所管を一部移すことなど、体制を見直します。

このほか、教育長が博物館協議会から意見を聞き、博物館の運営状況を評価する制度を導入します。

さらに、学芸員の採用方法も書類審査や筆記、実技、面接など多面的な方法を採り入れ、採用後は3年に1度審査を行ったり、中堅の学芸員を対象にした研修制度も導入します。

和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事は「ハードウェアの面ではどの施設も申し分ないが、ソフトウェアの面で多くの人々の関心を呼ぶ企画を打ち出せるようにしたい。大きな展示企画の実施に向けた予算編成の強化も行いたい」と話しています。