第98回和歌山放送情報懇談会(写真付き)

2013年10月25日 19時09分 ニュース, 交通, 政治, 社会, 経済, 防災

和歌山放送の第98回情報懇談会が、きょう(25日)午後、和歌山市のホテル「グランヴィア和歌山」で開かれ、内閣官房参与で京都大学大学院の藤井聡(ふじい・さとし)教授が「和歌山の強靱化、日本の強靱化を目指して」と題して講演しました。

これは和歌山放送の主催、和歌山県と県・市長会、県・町村会の後援で開かれたもので、自治体の首長や議会議員、経済関係者などおよそ230人が参加しました。

藤井教授は第二次安倍内閣の内閣官房参与として「防災減災ニューディール」を担当し、政府・与党の国土強靱化計画の生みの親として、「救国のレジリエンス」「レジリエンス・ジャパン」などの著書で知られ、ラジオやテレビでのコメンテーターとしても活躍しています。

藤井教授

藤井教授

藤井教授は、おととし(2011年)の東日本大震災で、当時の政府・与党が復興の方針を決める段取りにこだわったため、インフラの復旧が後手に回ったと指摘したうえで、「出来るところから作るべきものを作る。和歌山県でも堤防や救援路の整備や高台移転などにしっかりと取り組むべき」などと提言しました。

また、日本の高速道路の整備が主要先進国の中で立ち遅れている状況について「メディアの報道で日本は道路王国という誤解がまん延している。地域経済の3割から4割を支える公共事業の縮小は地域の衰退を意味する」と警鐘を鳴らしたほか、整備新幹線整備と経済発展との関連性を説明しました。

さらに藤井教授は政府の主要45項目のプロジェクトに「ラジオの強靱化」が含まれていることにも触れ、ラジオ局が大規模災害時でも放送を維持するために国が支援する必要性を改めて強く訴えました。