JRの列車からの避難訓練、新宮高校生ら取り組む

2013年11月06日 19時26分 ニュース, 社会, 防災

大地震や津波から身を守るために、停車したJRの列車から避難する訓練がきのう(6日)那智勝浦町で行われ、新宮高校の生徒らが真剣な表情で取り組みました。

避難訓練①

この避難訓練は、JR西日本和歌山支社と県立新宮高校が連携し、南紀熊野ジオパーク推進協議会や和歌山大学、和歌山放送などの協力で行なわれました。

訓練は、午前9時15分頃、串本沖を震源とした震度7の地震が発生したという想定で行われ、JR紀勢線の那智駅と紀伊天満駅の間で緊急停車した列車から、新宮高校の1年生191人や学校の教職員らが、列車に備え付けられた避難用梯子を使ったりして、高さおよそ1・8メートルの車内から避難しました。

訓練では、車いすの乗客を想定して、生徒や列車の運転士らが避難の手助けをする訓練も行われました。

協力して車いすを降ろす生徒ら

協力して車いすを降ろす生徒ら

訓練に参加した1年生の鈴木智也(すずき・ともや)さんは、「避難訓練は怖かった。車いすの人がいることは知っていたが、自分を優先してしまった。」と話していました。また、新宮高校の坪野賢一郎(つぼの・けんいちろう)教頭は、「想定していた5分以内に避難が完了したので、避難時間としては大成功だと思う。しかし、体の不自由な人らに対する対応については、指示がないと生徒たちは動けなかった」と課題をなくしていけるよう考えていきたい」と話していました。

訓練の後、新宮高校のすべての生徒を対象にした特別講演も行われ、産業技術総合研究所・活断層・地震研究センターの宍倉正展(ししくら・まさのぶ)博士や、和歌山大学・地域連携・生涯学習センターの西川一弘(にしかわ・かずひろ)講師が、地質の研究から今後どのような地震が起こる可能性があるのか、どのような意識で避難すべきかなどについて語り、生徒たちは真剣に耳を傾けていました。

訓練の後、講演会も開かれた

訓練の後、講演会も開かれた

また、和歌山放送新宮支局の引本孝之(ひきもと・たかゆき)さんによる「ラジオ情報の活用」についての講演も行われました。

避難した場所でも講演会

避難した場所でも講演会

 

和歌山放送新宮支局の引本氏も生徒を前に講演

和歌山放送新宮支局の引本氏も生徒を前に講演