2歳児虐待死事件 県が初の外部検討委員会実施(写真付き)

2013年11月08日 22時48分 ニュース, 事件・事故・裁判, 社会

ことし(2013年)7月、和歌山市で2歳の長男を虐待して死亡させたとして、父親が逮捕された事件で、和歌山県は今夜(8日)外部の有識者委員による第1回検証委員会を開き、今回の虐待死事件の検証を始めました。

委員会終了後、記者会見を行う福井委員長(右)と岡本課長

委員会終了後、記者会見を行う福井委員長(右)と岡本課長

この検証委員会は今回の虐待事件の問題点や課題を整理すると共に、外部の有識者から再発防止に向けて提言してもらおうというのが狙いです。

和歌山県では当初、5人の委員による委員会を開催する予定でしたが、弁護士1人が辞退し、今回は4人で開かれました。

委員会では冒頭に星涼ちゃんの冥福を祈り、委員全員で黙とうを行ったあと、和歌山県の中川伸児(なかがわ・しんじ)福祉保健部長が「児童相談センターが関与していたにも関わらず、幼い命を守れなかったことを厳粛に受け止め、その責任を痛感している」と陳謝した上で、「未来を担う子供たちのため、家庭の支援のために議論を重ね、必要な対策を講じることが我々の責務であり、今後、二度とこのようなことが無いよう取り組むことを誓う」と述べました。

続いて、元和歌山県共生推進局長で検証委員会の福井以恵子(ふくい・いえこ)委員長が「責任のありかを調べたり、追及をしたりする委員会ではない。事実の確認、問題、課題を検証する中で、再発防止や虐待が少なくなるようにという想いを込めた提案できればと思う」と挨拶し、委員に積極的な提案を求めました。

委員会はこの後、非公開で審議が行われ、終了後、記者会見した福井委員長らによりますと、委員会では県から事件の経緯についての説明などがあったということです。

検証委員会は今後1か月に1回ペースで開かれ、今後は和歌山市や乳児院の関係者からも聞き取りを行った上で、来年(2014年)春ごろに検証結果を取りまとめる予定ということです。