アイソン彗星の増光を確認、みさと天文台(写真付)

2013年11月17日 13時00分 ニュース, 社会

双眼鏡でも観測できる明るさになってきた「アイソン彗星」を見てもらおうと、紀美野町のみさと天文台で、きのう(16日)未明、急遽、特別観望会が開かれ、天文ファンらが、大型望遠鏡で尾を引く姿を楽しみました。

15cm屈折望遠鏡でとらえたアイソン彗星/撮影:11月16日未明、小澤友彦(紀美野町みさと天文台)

15cm屈折望遠鏡でとらえたアイソン彗星/撮影:11月16日未明、小澤友彦(紀美野町みさと天文台)

「アイソン彗星」は、今月末に、太陽に最接近(さいせっきん)するほうき星で、当初は、早くから肉眼でも見えると予想されていましたが、予想ほどには明るくならず、関係者をやきもきさせていました。しかし、日本時間の今月13日から14日にかけて、アウトバースト=増光したという情報が流れたことを受けて、16日未明、天文台が急遽、観望会を開きました。

天文台によりますと、105センチの大型望遠鏡で観測した彗星は、これまでにないほど明るく、観望会参加者にも、明るいコマやたなびく尾をしっかりと見てもらうことができたということです。また、双眼鏡での観測も参加者とともに、チャレンジしましたが、彗星の存在は確認できるものの、残念ながら尾は見えなかったということです。この日の観望会では、持参したデジタルカメラで彗星の撮影に成功した参加者もいたということです。

「アイソン彗星」は、現在、夜明け前の東の空で、おとめ座の1等星スピカの近くにあり、5等級程度の明るさになっているということです。肉眼で見つけるのは難しいですが、双眼鏡や小型望遠鏡があればみることができ、また、写真に撮ることはできます。そして、今後さらに明るくなることが期待されています。