「日本医学会総会2015関西」プレイベント、和歌山市で

2013年12月01日 17時21分 ニュース, 社会, 経済

再来年(2015年)、神戸や京都で開かれる「第29回日本医学会総会2015関西」のプレイベントがきょう(1日)、和歌山市内で開かれ、「急速な少子高齢化が進む中で、個人一人ひとりが、医療機関だけでなく、企業や行政とも連携して、病気にならないよう、取り組んでいくことの重要性」が強調されました。

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これは、118にのぼる学会をまとめて4年に1度、総会を開いている日本医学会が、再来年、関西で総会を開くのを前に、プレイベントとして、「第45回和歌山県医師会医学会総会」の中で行ったものです。

プレイベントは、きょう、和歌山市のホテルアバローム紀の国で開かれ、京都大学名誉教授で「第29回日本医学会総会」の井村裕夫(いむら・ひろお)会頭が「我が国の医学・医療の課題と医学会総会の役割」と題して講演しました。

講演する井村会頭

講演する井村会頭

この中で、井村会頭は、「世界で最も早く少子高齢化が進んでいる日本では、生存期間を伸ばす、これまでの医療ではなく、生活の質を高めるための医療が求められている。そのためには、ips細胞を活用した再生医療や、遺伝子レベルで病気を予防する先制医療が重要だ」と指摘しました。

その上で、「新しい医療の形として、医療機関だけでなく、行政や企業、NPOなどを交えた社会の中で、個人ができるだけ病気にならないよう、それぞれが意識を高く持って取り組む必要がある」と述べました。

そして、井村会頭は、「再来年、神戸や京都で開く総会では、医師や学者だけでなく、一般の人たちにも参加してもらい、医療のあり方を考えるきっかけにしてもらいたい」と強調しました。

講演の後、和歌山県医師会の寺下浩彰(てらした・ひろあき)会長は、「和歌山県では、全国よりも5年早く2020年に少子高齢化のピークが来る。和歌山モデルを全国に示すためにも、2年後の総会に寄せる期待は大きい」と話しました。