参院選は「違憲」1票の格差訴訟 和歌山県選挙区など

2013年12月18日 18時51分 ニュース, 事件・事故・裁判, 政治

「1票の格差」を是正しないままことし(2014年)7月に実施された参議院選挙は憲法に違反するとして、弁護士グループが和歌山や大阪など2府4県の選挙区の選挙を無効とするよう求めた裁判の判決で、大阪高等裁判所はきょう(18日)、選挙は「違反」と判断しました。一方で、選挙の無効を求めた請求自体は退けました。

この裁判は、ことし7月の参議院選挙について弁護士グループが全国で14の高等裁判所と支部に起こした裁判の一つで、和歌山をはじめ、大阪、京都、兵庫、奈良、滋賀の2府4県のあわせて6つの選挙区の選挙を無効とするよう求めていました。

このうち、兵庫選挙区の議員1人当たりの有権者の数は全国で最も少ない鳥取選挙区に比べて4・71倍の格差がありました。

ちなみに和歌山は鳥取に比べて1・73倍でした。

きょうの判決で、大阪高裁の山田知司(やまだ・ともじ)裁判長は選挙は「違憲」と判断しましたが、無効請求は退けました。

これまで一連の裁判のうち、1件目の広島高裁岡山支部は、ことし7月の参議院選挙を「違憲・無効」と判断しましたが、広島、札幌、高松の各高等裁判所と名古屋高裁金沢支部、それに福岡高裁那覇支部は「違憲状態」と判断していて、判断が分かれていました。