若者の「使い捨て」 県内45事業場で法令違反

2013年12月19日 18時52分 ニュース, 社会, 経済

企業が若者の労働者に対して、長時間労働や賃金を払わない残業をさせたりする、いわゆる「使い捨て」が問題となるなか、県内67の事業場を調べたところ、45の事業場で労働基準関係の法令違反があったことが厚生労働省和歌山労働局の調べで分かりました。

これは和歌山労働局がことし9月の「過重労働重点監督月間」に、労働局やハローワークなどに寄せられた情報を基に、県内67の事業場を調べたもので、このような調査が行われるのは初めてです。

それによりますと若者の「使い捨て」が疑われる県内67の事業場のうち、45の事業場で労働基準関係の法令違反がありました。

最も多かった法令違反の中は労使協定を無視した違法な時間外労働で18の事業場で確認されました。

また、賃金が支払われていない残業が行われていた事業場は6つでした。

法令違反のあった事業場について業種別でみると製造業が18あって、次いで運輸交通業と商業がそれぞれ7つありました。

また、1か月の時間外・休日労働時間を調べたところ、80時間を超えたのは10の事業場で、そのうち100時間を超えた事業場は5つありました。

和歌山労働局ではこれらの事業場に是正勧告書を交付し、労働環境の改善を求めると共に、改善されない場合は労働基準法違反などで送検し、社名を公表するということです。