田中理恵選手が母校で引退会見

2013年12月19日 18時54分 ニュース, 社会

和歌山市出身で体操女子のロンドン・オリンピック日本代表の田中理恵(たなか・りえ)選手26歳がきょう(12/19)、東京都世田谷区の母校・日本体育大学で記者会見を開き、現役引退を表明しました。

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田中選手は、和歌山北高校から日体大に進学して、2010年の世界選手権で観客を魅了した選手に贈られるエレガンス賞を日本人女子として初めて受賞しました。

また、去年の全日本選手権とNHK杯でそれぞれ初優勝し、ロンドン・オリンピックには、兄の和仁(かずひと)選手、弟の祐典(ゆうすけ)選手とともに3きょうだいで出場し、話題になりました。

ロンドン・オリンピック体操女子では、チームの主将をつとめて8位に入賞し、個人総合は16位の結果でした。

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(日本体育大学・東京都世田谷区で)

田中選手は、会見の冒頭で「和歌山国体に出場し、和歌山でお世話になった方々に恩返しをしたかったのですが、それがかなわず残念に思っています。」と話しました。

また、引退の理由について、田中選手は、「ケガで思うような演技を皆様に見せられなくなり、モチベーションがあがらなくなったため」と説明しました。

また、25歳でオリンピックに初めて出場した田中選手は、女子の体操界では遅咲きの選手で、きょうの会見では、「世界大会でメダルを取ったことはありませんが、諦めない気持ちは、これからの子どもたちに残せたのではないかと思う」と話し、競技人生を「九十点」と自己採点しました。

花束を贈られる田中選手

花束を贈られる田中選手

また、思い出の試合として、初優勝を飾って3きょうだいでのオリンピック出場を決めた去年のNHK杯を挙げ、家族への感謝に触れると目に涙を浮かべました。

今後については、日本体育大学に残り、後進の指導にあたるということです。

田中選手の引退表明について、和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事は「和歌山県の誇りだ。本当に感謝したい」と述べ、苦労をねぎらいました。

仁坂知事は、きょう午後、和歌山県庁で記者団の質問に答え、引退を表明した田中理恵選手について「世界的に素晴らしい妙技を見せてもらった。和歌山県の誇りだ。また、県産食品の機能性をPRする美容キャプテンも務めてくれて大変な人気を得た。本当に感謝したい」とねぎらいました。

また仁坂知事は、再来年(2015年)の国体に関連して、田中理恵選手に対し「選手としての出場は無理かもしれないが、国体を盛り上げ、県の選手強化にも尽力してもらいたい」と希望を述べました。