和歌山でオスプレイ参加の災害訓練・来年10月実施へ(写真付)

2013年12月20日 18時49分 ニュース, 政治, 社会, 防災

記者の質問に答える仁坂知事(12月20日・和歌山県庁にて)

記者の質問に答える仁坂知事(12月20日・和歌山県庁にて)

和歌山県が来年(2014年)10月に行う予定の津波災害対策訓練に、自衛隊とアメリカ軍が参加し、アメリカ軍普天間飛行場に配備された新型輸送機オスプレイを投入することが明らかになりました。これは、小野寺防衛大臣がきょう(20日)の記者会見で述べたもので、自治体の主催する災害訓練にオスプレイが投入されるのは初めてとなります。

 

訓練は、南海トラフの巨大地震を想定し、道路が寸断されて孤立した集落への救助のため、自衛隊やアメリカ軍の航空機を活用します。

小野寺大臣は「高い機動力と空輸能力を持つオスプレイの活用を打診したところ、和歌山県の仁坂吉伸知事が快諾した」と述べました。

一方、仁坂知事は、きょう午後、県庁で記者団の質問に対して「防衛省からアメリカ軍に協力してもらい、オスプレイを投入しても良いかと打診があり快諾した」と答えた上で、「オスプレイの航続距離や搭載可能量の高さが災害対策の大きな戦力になると思う」と快諾した理由を述べました。

一方、安全性が不透明な点について仁坂知事は「一般論として言えば、文明の利器には事故が起こる可能性はたくさんある。

相対的に見たとき、オスプレイは耐え難いほど危ないものかを示す証拠はない」と答えました。

仁坂知事は、ことし3月、岩国基地を拠点に行われたオスプレイの低空飛行訓練ルートが、急きょ和歌山県や四国の上空を通る「オレンジルート」に変更されたことについて「事前に合理的な理由を示す相談や説明がない」と不快感をあらわにしていましたが、今回の訓練とは「全く関係がない」と述べました。