傷害の疑いで介護施設に強制捜査(写真付)

2014年02月04日 13時40分 ニュース, 事件・事故・裁判

和歌山市内の介護老人保健施設に入所する認知症の80代の利用者4人が何者かに血糖値を下げる薬を飲まされたとして、和歌山東警察署の捜査員およそ10人がきょう(4日)午前から、傷害の疑いでこの施設に強制捜査に入りました。

施設に強制捜査に入る捜査員(2月4日 和歌山市)

施設に強制捜査に入る捜査員(2月4日 和歌山市)

捜査関係者によりますと、去年(2013年)12月22日、施設に入所する認知症の86歳の女性と85歳の女性が、原因不明の低血糖で和歌山市内の病院に搬送され、6日後の12月28日には同じ症状で85歳の男性が搬送されました。

しかし、3人には糖尿病の持病が無く、低血糖で搬送される理由もないのに、先月(1月)18日には、85歳の女性と85歳の男性が再び、原因不明の低血糖で搬送されました。

これを不審に思った病院が和歌山市に虐待の疑いがあると相談し、和歌山市が先月23日、警察に告発しました。

そして、きのう夕方になって、新たに85歳の別の女性が同じ症状で病院に搬送され、警察は何者かが4人に血糖値を下げる内服薬を飲ませた可能性があるとして、きょう午前8時半から施設に傷害の疑いで強制捜査に入りました。

強制捜査では、薬を投与する際の手順や薬の管理状態を確認するとともに、投薬方法などを検証している模様です。

押収した資料を車に積み込む捜査員(2月4日 和歌山市にて)

押収した資料を車に積み込む捜査員(2月4日 和歌山市にて)

また、施設の監督機関である和歌山市も先月(1月)21日、施設に抜き打ちで立ち入り検査を行い、薬の管理体制などに不備が無かったかを調査したということです。

施設の理事長は和歌山放送の単独取材に応じ、「そういった患者が出たことは事実。原因は監督機関である和歌山市が詳しく調査している。必要な情報は各機関に提供していきたい。」と話しています。

一方、病院に搬送された4人はいずれも命に別状はないものの、3人は現在も入院中ということです。