あす(6日)新宮市の「お燈まつり」

2014年02月05日 20時16分 ニュース, 社会

熊野地方に春の到来を告げる「お燈(とう)まつり」が、あす(6日)の夜、新宮市(しんぐうし)で行われます。

お燈まつりは、今からおよそ2600年前、神武天皇(じんむてんのう)が熊野を訪れた際、タカクラジノミコトが松明を持って道案内をしたという故事にちなんで、毎年2月6日に行われている女人禁制の祭りで、腰に荒縄を巻き、燃えさかる松明を持った「上り子」と呼ばれる白装束の男衆が、世界遺産・神倉(かみくら)神社の参道の538段の険しい石段を一気に駆け下ります。

遠くから見ると、連なる炎が山を下る龍のように見えることから、民謡「新宮節」で「お燈祭りは男の祭り、山は火の瀧、下り龍」と歌われています。

あす(6日)は夕方から上り子が市内を練り歩き、お互いに「頼むで」と声を掛け合いながら、世界遺産・熊野速玉大社(はやたまたいしゃ)や阿須賀(あすか)神社などを参拝し、神倉神社のご神体「ゴトビキ岩」前に集まって、それぞれの松明に火が灯されます。

午後8時ごろ、修験者のほら貝を合図に山門が開くと、上り子が大声を張り上げながら駆け下ります。

お燈まつりが終わると、熊野に春が訪れると言われています。