低血糖問題の介護老人保健施設 入所者を外部の施設へ

2014年02月06日 20時09分 ニュース

和歌山市の介護老人保健施設の入所者5人が原因不明の低血糖で搬送された問題で、搬送された5人がいずれも別館の同じフロアにいたことがわかり、この施設は、別館に入所している51人全員を外部の施設に移す方針を決め、他の施設に対し、入所者を移動するための打診を始めました。

施設によりますと、低血糖で搬送された5人の入所者は、いずれも施設の別館2階の同じフロアに入所していました。

施設では、3人目が低血糖で搬送された翌日の去年12月29日以降、血糖値を下げる薬を飲まされている可能性を考慮して、投薬の体制を通常の1人から、2人1組に変更するなどして対応してきましたが、先月、そして今月にも低血糖で搬送される入所者が相次いだため、事態を重く受け止めた施設は、2階のフロアだけでなく、別館の51人すべての入所者を、別の施設に移す方針を決めました。

そして、現在、他の施設に受け入れの打診を行っていますが、打診したほとんどの施設が定員いっぱいの状態で、これまでに移動が決まったのは、1人だけだということです。

施設の事務局長は、「きょう、和歌山市にも、受け入れ先の確保などで協力してもらえるようお願いした。全員が他の施設に移っていただけるよう粘り強く働きかけていく」と話しています。

ところで、和歌山市は、今朝、5人体制で施設の立ち入り検査を行いました。

和歌山市では、本来、おととい、2度目の立ち入り検査を行う予定でしたが、警察の強制捜査が行われたことから、きょうまで延期されていました。