「那智の田楽」と「花園の仏の舞」のパネル展示スタート(写真付)

2014年02月13日 18時59分 ニュース

那智勝浦町(なちかつうらちょう)に伝わるユネスコの無形文化遺産「那智の田楽」と、かつらぎ町花園(はなぞの)地区に伝わる国の無形民俗文化財「花園の仏の舞」を紹介するパネル展示が、きょう(13日)から、和歌山県民文化会館で開かれています。

県民文化会館・特設展示室で

県民文化会館・特設展示室で

これは、「紀伊山地の霊場と参詣道(さんけいみち)」が世界遺産に登録されてことし(2014年)で10周年となるのを記念して、和歌山県と、県・文化振興財団が主催したものです。

那智の田楽は、世界遺産・熊野那智大社で、毎年7月14日に行われる「扇会式(おうぎえしき)」、通称「那智の火祭り」で奉納される民俗芸能で、鎌倉時代から始まったとされ、昭和51年(1976年)に国指定の無形民俗文化財に、そしておととし(2012年)には、和歌山県で初めてとなるユネスコの無形文化遺産にそれぞれ登録されました。

展示作品

展示作品

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一方、花園の仏の舞は、かつらぎ町花園地区・梁瀬(やなせ)の遍照寺(へんしょうじ)に伝わる平安時代に作られたとされる民俗芸能で、鬼が僧侶や仏と問答を繰り広げて成仏する様子を表現していて、昭和51年(1976年)には、国の選択無形民俗文化財に指定されています。

旧暦で「閏十月(うるうじゅうがつ)」がある年にのみ、数十年に一度しか上演されない貴重なもので、後継者育成のため、20年に一度、定期的に上演されています。

パネル展示は、県民文化会館1階の特別展示室で行われていて、2つの芸能の様子や道具などを撮影した写真パネルが展示されているほか、映像も流れていて、見ることができます。

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きょう会場を訪れた男性は、「花園の近くで生まれ育ったが、仏の舞のことは知らなかった。那智の火祭りも実際に見たことはないので、写真の迫力に驚いた」と話していました。

この展示会は、今月16日まで開かれています。

入場は無料です。

ところで、このパネル展にあわせて、あす(1/14)、午後0時半と午後2時半からの2回、会場となっている県民文化会館特別展示室で県文化遺産課の蘇理剛志(そり・たけし)さんが熊野と高野の民俗芸能について講演するほか、あさって15日には、午後1時から県民文化会館小ホールで20年に一度しか見られない「花園の仏の舞」と毎年7月14日の那智の火祭りで披露される「那智の田楽」が特別に公演されます。