マリーナシティで津波災害対策訓練(写真付)

2014年03月11日 18時48分 ニュース, 防災

南海トラフ巨大地震による津波被害から住民を守るための訓練が、きょう(11日)午後、和歌山市の和歌山マリーナシティで行われました。

車に閉じ込められた被災者を救出する救急隊員(3月11日 和歌山マリーナシティにて)

車に閉じ込められた被災者を救出する救急隊員(3月11日 和歌山マリーナシティにて)

これは、和歌山市消防局が東日本大震災の発生から3年になるのに合わせて津波による被害から住民を守ろうと行ったもので、津波に対応した訓練は初めてです。

きょう午後1時半から和歌山市毛見の和歌山マリーナシティで行われた訓練は、紀伊半島沖でマグニチュード8.0の強い地震が発生し、地震に伴って発生した津波で、家屋が倒壊して多くのけが人が発生したという想定で行われ、和歌山市消防局の隊員をはじめ、和歌山マリーナシティのポルトヨーロッパやホテルの従業員らあわせておよそ80人が参加しました。

訓練では、和歌山消防局の消防隊員が、津波から避難するよう住民に広報したあと、地震で倒壊した家屋や車からけが人を救出し、患者を怪我のレベルによって識別して救急搬送の優先順位をつけていました。

また、東日本大震災の被災地では低体温症の患者が多く出たという教訓に基づき、和歌山市消防局が所有する簡易キッチンでお湯を沸かして低体温症の患者に対応しました。

和歌山市消防局の林正義(はやし・まさよし)局長は「一人でも多くの命を救いたいという視点で見た時、ケガ人の低体温症のケアが大切と思い、今回の訓練でも取り入れました。市民には行政から伝えられている津波に関する情報を日ごろから確認し、活かしてもらいたいです」と話していました。

東日本大震災の被災者に黙とうする(3月11日 和歌山マリーナシティにて)

東日本大震災の被災者に黙とうする(3月11日 和歌山マリーナシティにて)

また、訓練中には東日本大震災が発生した午後2時46分を迎え、訓練を中断して犠牲者に黙とうをささげました。