和歌山で初・金澤翔子書品展はじまる(写真付)

2014年03月21日 18時21分 ニュース, 社会

ダウン症の障害に負けず力強い書を書き続けている、女性書家・金澤翔子(かなざわ・しょうこ)さんの作品展が、きょう(21日)から、和歌山市北ぶらくり丁の「匠町(たくみまち)ギャラリー」で開かれています。

これは、東京の企画会社「晶(しょう)アート」が主催する全国巡回展の一環として開かれているもので、和歌山県で金澤さんの作品展が開かれるのは初めてです。

金澤翔子さんは東京都出身の28歳、幼児の頃にダウン症を発症しますが、同じく書家である母親の指導で5歳の時に書道の世界に入門しました。

その後、日本学生書道文化連盟展で金賞を受賞するなど頭角を現し、2009年11月には京都の建仁寺(けんにんじ)に「風神雷神」を、またおととし(2012年)9月には世界遺産・熊野本宮大社に「熊野」の書をそれぞれ奉納したほか、大河ドラマ「平清盛」の題字を手掛けるなど、天才書家として活躍の場を広げています。

「涙の般若心経」(3月21日・和歌山市・ギャラリー匠町にて)

「涙の般若心経」(3月21日・和歌山市・ギャラリー匠町にて)

作品展では、金澤さんが10歳の時に書き上げた写経「涙の般若心経(はんにゃしんぎょう)」の屏風や、金子みすずの詩「大漁」、北原白秋(きたはら・はくしゅう)の「この道」など55点が展示されています。

金子みすずの「大漁」(3月21日・ギャラリー匠町にて)

金子みすずの「大漁」(3月21日・ギャラリー匠町にて)

主催者で「晶アート」代表の大川原有重(おおかわら・ありしげ)さんは「イメージを絵画のように書で表現できる金澤さんの才能に、言葉で言い表せない感動を覚える」と述べ、多くの来場を呼びかけています。

金澤翔子さんの作品展は、今月(3月)30日まで、和歌山市匠町・北ぶらくり丁の「匠町ギャラリー」で開かれています。

入場料は高校生以上が500円、中学生以下と障害者手帳を持つ人は無料です。