白浜で小型飛行機による無線ネットワーク公開実験(写真付)

2014年03月25日 21時00分 ニュース, 経済, 防災

小型無人飛行機などを使って災害に強い無線通信ネットワークをつくる公開実証実験が、白浜町にある旧南紀白浜空港の敷地内で行われました。

 

災害に強い無線通信ネットワークの実験で手投げで小型飛行機を飛ばすNICT関係者(旧南紀白浜空港敷地で)

災害に強い無線通信ネットワークの実験で
手投げで小型飛行機を飛ばすNICT関係者(旧南紀白浜空港敷地で)

これは、独立行政法人・情報通信研究機構、通称、NICT(ニクト)が、災害に強い無線のネットワーク技術や小型の無人飛行機を使って、孤立地域に見立てたエリアからのデータを空中で受け取り、通常のネットワークが使える地域に中継して、孤立地域の通信を確保しようと、きのうときょうの2日間、白浜町で行ったものです。

無人飛行機には、これまでに延べ100回、60時間以上に及ぶフライトの実績がありますが、公開して実証実験を行うのは今回が初めてで、2日間の実験には、国や自治体からあわせておよそ100人の見学者が訪れました。

実験では、翼の長さが2・8メートル、重さ5・9キロで、無線でコントロールでき、最長で4時間にわたって飛行できる無人飛行機が使われ、手投げで発進した無人飛行機が、地上500メートルを旋回して、本体に格納した無線ネットワーク機器で、孤立地域に見立てた1キロ離れた地点のアクセスポイントと、本部席に設けたアクセスポイントを結んで互いに通信のやり取りをしていました。

この無人機には、カメラを搭載することも可能で、災害時に被災の様子を上空から調べることもでき、きょうの実験でも、見学者の様子を空から撮影してモニター画面に映し出していました。

NICT(ニクト)ワイヤレスネットワーク研究室の三浦龍(みうら・りゅう)室長は「和歌山で災害が発生した時には、旧白浜空港跡地が、情報収集の拠点になるだろうと思うので、多くの人に実際に見ていただき、将来に備えていただきたい」と話していました。