2歳児虐待死・第7回外部検討委員会

2014年03月28日 18時20分 ニュース, 事件・事故・裁判, 政治, 社会

去年(2013年)7月、和歌山市で2歳の長男を虐待して死亡させたとして、父親が逮捕された事件で、和歌山県は、きょう(28日)外部の有識者委員による第7回検証委員会を開き、今後、同じような虐待が疑われる事態が起きた際に、初動体制や関係する機関の連携強化をどのようにははかるかが話し合われました。

この検証委員会は今回の虐待事件の問題点や課題を整理するとともに、外部の有識者が再発防止に向けて提言するものです。

この事件での児童の対応を巡って、和歌山乳児院は、自宅での虐待再発を懸念し、県の児童相談所に対して一時的な入所措置を提案したにもかかわらず、児童相談所は全面解除に踏み切り、のちに児童が死亡する事態になりました。

委員会は、きょう午前10時から和歌山県庁で非公開で開かれ、終了後、取材に応じた検証委員会の福井以恵子(ふくい・いえこ)委員長は、きょうの会議で報告書に盛り込む内容のまとめについて意見が交わされたことを明らかにした上で「虐待と疑われる事案が年間およそ500件と大変増えている中で、保護者の認否よりも、とにかく子どもの命を守ることを最優先させて身柄を保護するなど初動体制の強化が必要だ」と述べ、仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事に提出する報告書に盛り込む考えを示しました。

また、職員の研修や関係機関の連携の強化などもあわせて盛り込むということです。

委員会では、来月(4月)上旬ごろ開かれる最終の会合で報告書をまとめ、仁坂知事に提出する予定です。