南海和歌山市駅前を見守り57年 喫茶エモンが閉店

2014年03月31日 18時44分 ニュース, 社会

1956年にオープンして以来、南海和歌山市駅前の憩いの場となっていた、喫茶店「エモン」が、きのう(30日)、閉店し、57年の歴史に幕を下ろしました。

閉店間際のきのう(30日)午後6時前、思い出の詰まった店に別れを告げようと、50年以上にわたって通い続けた常連客をはじめ、多くの人が、エモンを訪れました。

常連客の男性は「通い続けて50数年です。妻と結婚をする前の1番のデートの場所でした。マスターが入れるコーヒーの味は、私の青春そのものです」と名残惜しそうに話しました。

1973年に先代から店を引き継いだ、店主の久保順一(くぼ・じゅんいち)さんは「私の人生はこの店に支えられてきました。色んなことがあり、色んな人と出会い、たくさんの思い出があります」と振り返り、今後の市駅前については、「若い人に新しい店を作って新しい文化を発信して欲しい」と期待を込めて話しました。

壁にはめ込まれたステンドグラス、ビロードがはられたイスなど、昔ながらの喫茶店の雰囲気を残し続けたエモンは、最後まで和歌山市駅前の顔として、訪れる人を優しく出迎えていました。