串本・新駐日トルコ大使がエルトゥールル号慰霊碑に献花

2014年04月10日 19時06分 ニュース, 政治, 社会

新たに着任する駐日トルコ大使が、きょう(10日)串本町(くしもとちょう)を訪れ、120年余り前に、串本沖で遭難した軍艦エルトゥールル号の慰霊碑に花を手向けました。

慰霊碑を訪れたのは、次の駐日トルコ大使に就任するアフメット・ビュレント・メリチ氏57歳です。

メリチ氏は、串本大島の樫野崎(かしのざき)にあるエルトゥールル号遭難事故の慰霊碑で献花し「日本・トルコの両国には、世紀を超える友情がある。串本は大変美しい土地で、遭難して命を落とした乗組員を地元の人々が大切にしてくれて感謝している」と述べました。

日本とトルコは、1890年に串本大島沖で発生したエルトゥールル号の遭難事故で、地元の島民らが自力で泳ぎ着いた乗組員を献身的に介抱して命を救ったことがきっかけで、120年以上経った今も友好関係が続いています。

イラン・イラク戦争の緊張下にあった1985年には、トルコ政府がトルコ航空機をイランのテヘランに派遣し、現地に残っていた日本人を救出したほか、トルコの駐日大使は、在任中に串本町を訪れエルトゥールル号の慰霊碑を参拝することが慣例になっています。

なお、広島市で開かれる軍縮に関する外相会合に出席するため来日する、トルコのアフメット・ダウトール外相55歳も、本人の希望であす(11日)串本町を訪れ、メリチ新駐日大使とともに、慰霊碑前で行われる追悼式典に参列する予定です。