嘱託警察犬 雨中の競技大会(写真付)

2014年04月29日 18時09分 ニュース, 社会, 防災

犯罪捜査や救難救助で活躍している嘱託警察犬の競技大会が、きょう(29日)、和歌山市で開かれ、警察犬がにおいをかぎ分けていました。

捜索競技を行う警察犬と指導手(4月29日・和歌山県警交通センターにて)

捜索競技を行う警察犬と指導手(4月29日・和歌山県警交通センターにて)

和歌山県警察本部は、独自に警察犬を持たない代わりに、民間の訓練士などに警察犬の育成を嘱託し、事件の捜査や救助活動などで活躍しています。

和歌山市西(にし)の県警本部鑑識科学センターと交通センターで開かれたきょうの大会には、嘱託警察犬38頭とその指導手が参加し、日頃の訓練の成果を発揮しました。

競技は、5分間で犯人のたどった足跡を正確にたどる「足跡追及の部」と、5枚の異なるニオイのついた布をかぎ分ける「臭気選別の部」、そして、7分間で、倒壊した建物から2人を発見して指導手に知らせる「捜索救助の部」の3つの種目が行われました。

このうち「捜索救助の部」に出場した白浜町(しらはまちょう)の指導手・上向正一(うえむかい・しょういち)さん63歳と、オスのシェパード「アイテル号」3歳のペアは、交通センターの教習コース内に設けられた競技会場で雨の中、遭難者役の警察官2人を探しました。

アイテル号の出場はことしで2回目という上向さんは「今回は、救助される人を探しにいったままなかなか戻らず、時間切れになってしまった。声が小さい犬なので、もう少し訓練が必要です」と話していました。

その上で上向さんは嘱託警察犬の大切さについて「救助や犯人捜査、災害などで人が入りにくい場所での警察犬の機動力が重要になるので、指導手全員が育成に努力しています」と話していました。

なお、大会の結果、「足跡追及の部」で田倉成幸(たくら・せいこう)さんのリンダ号が優勝したほか、「臭気選別の部」で藤谷文明(ふじたに・ふみあき)さんのクセノ号が、また「捜索救助の部」で長門美希(ながと・みき)さんのリュウ号がそれぞれ優勝しました。