太地町でクジラ供養祭 太地町長「捕鯨に関わり続けたい」

2014年04月29日 17時44分 ニュース

捕鯨の町として知られる太地町できょう(4/29)、古くから生活の糧としてきたクジラの恵みに感謝するとともに、クジラの冥福を祈る毎年恒例の「鯨供養祭」が営まれました。

太地町の鯨供養祭は、例年、海の見える高台の供養碑の前で営まれますが、きょうは雨のため、会場が町内の寺に移されました。きょう営まれた鯨供養祭には、捕鯨OB会や太地町漁業協同組合の関係者らおよそ110人が集まり、祭壇に置かれた木製のクジラの像に焼香しました。

太地町の三軒一高(さんげん・かずたか)町長は、「陸の孤島のようなこの地で、生きるがためにクジラに挑み、その恵みで生かされ、長い歴史を刻んできた。現在、未来も関わり続けたい」と述べました。

捕鯨をめぐっては、先月、国際司法裁判所が日本の南極海捕鯨を国際捕鯨取締条約違反とする判決を言い渡しています。

これについて、漁協の参事、貝良文(かい・よしふみ)さんは、「大変厳しい状況に追い込まれている。私たちは先人から受け継いだ文化を絶やすことなく、鯨類の恵みに感謝したい」と挨拶しました。

太地町では、国際捕鯨委員会で規制されていない、コビレゴンドウなどを対象にした沿岸小型捕鯨が、来月1日から解禁されます。