「空海歩いた道」復活 調査で推定、地域振興に

2014年05月27日 18時25分 ニュース, 社会

高野山の金剛峯寺(こんごうぶじ)と、奈良県にある吉野山(よしのやま)の金峯山寺(きんぷせんじ)などは、青年時代の空海が、吉野山から高野山まで歩いたとされる道のりの調査を終え、「弘法大師の道」として復活させました。

関係機関でつくる実行委員会がきょう(5/27)、記者会見して明らかにしました。

弘法大師の道については、空海の弟子がまとめた詩文集に「吉野山から1日南行し、さらに西に2日間歩いて高野山に至った」という記述があり、実行委員長を務める、高野山大学の村上保寿(むらかみ・やすとし)名誉教授らが橿原(かしはら)考古学研究所などとともに当時の地理を踏まえルートを推定し、奈良県も道標を整備しました。

ルートは55キロで、ほとんどが険しい登山道で、実行委員会のメンバーが、あすから3日かけて修行として実際に歩きます。

また、県や市町村が今後、地域振興の資源として活用を検討します。

村上名誉教授は、「十分な登山準備が必要だが、大師様と同じ大自然の道を歩き、自然への思いや厳しさを味わって欲しい」と話しています。