「梅の日」中野BCで梅酒の初仕込み(写真付)

2014年06月06日 19時27分 ニュース, 社会, 経済

「梅の日」のきょう(6日)海南市(かいなんし)の酒造メーカー・中野BC株式会社で、ことし初めてとなる梅酒の仕込みが行われ、紀南で収穫されたばかりの南高梅(なんこううめ)の果実が、作業員の手で次々と醸造タンクに投入されました。

醸造タンクに南高梅を投入する作業員(6月6日・海南市・中野BC株式会社にて)

醸造タンクに南高梅を投入する作業員(6月6日・海南市・中野BC株式会社にて)

中野BCでは、毎年この時期に梅酒を仕込んでいて、およそ300トンの南高梅の果実を、作業員が手作業でおよそ1か月半かけて、56基のほうろう製の醸造タンクに投入します。

ホワイトリカーと砂糖を入れて熟成させ、時折攪拌を繰り返しながら、12月ごろ、いったん梅の実を取り出し、そこからさらに9か月ほど熟成させると、琥珀色に変化した梅酒の原酒が出来上がります。

収穫されたばかりの南高梅

収穫されたばかりの南高梅

ことしの初仕込みは、きょう午前8時ごろから中野BCの梅酒蔵で始まり、白い作業着に身を包んだ作業員が、高さおよそ4・2メートル、直径およそ2・6メートルの醸造タンクの上ぶたを開けて、水できれいに洗浄したことしの南高梅の果実を次々と投入していました。

熟成した果実を用いるため、梅酒蔵には甘酸っぱい香りが漂っていました。

梅酒杜氏の山本さん

梅酒杜氏の山本さん

中野BCの梅酒杜氏(とうじ)・山本佳昭(やまもと・よしあき)さんは「新鮮な状態で梅酒が仕込めるのが強みで、梅はクエン酸が豊富で健康増進にも良いです。梅酒の伝統を守りつつ、進化も続けたい」と話していました。

中野BCでは、ことしは、720ミリリットル入りの瓶でおよそ160万本分の梅酒を仕込む予定で、日本をはじめ中国、オーストラリアなど17カ国に出荷されるということです。