県内の児童虐待相談件数は過去最多に

2014年06月13日 17時37分 ニュース, 政治, 社会

昨年度(2013年度)和歌山県にある2か所の児童相談所に寄せられた児童虐待の相談受付件数は793件で、統計を取り始めた1990年以来、最も多くなったことが、県のまとめでわかりました。

県・子ども未来課によりますと、昨年度、県の児童相談所で受け付けた児童虐待件数は、和歌山市にある県子ども・女性・障害者相談センターが651件、田辺市にある紀南児童相談所が142件のあわせて793件で、統計を取り始めた1990年以降、最も多くなりました。

虐待の種類別では、殴る・蹴るなどの「身体的虐待」が最も多く278件、次いで暴言や冷たい態度など「心理的虐待」が267件、育児を放棄する「ネグレクト」が233件となっていて、今年度初めて「心理的虐待」が「ネグレクト」を上回り、2番目に多くなりました。

また虐待をした人の内訳では、実の母親が6割近い452件、実の父親が266件、その他が36件などと続いています。

「身体的虐待」の中には、直接子どもに危害は加えないものの、夫婦間の暴力が子どもの目の前で行われたために、子どもがショックを受ける場合もありました。

件数が増加している背景について県・子ども未来課では「虐待の関心が社会で高まっていると受け止めている」と話していて「子どもの異変や異常な泣き声などを察知したら、ちゅうちょせずに児童相談所や市町村などに通報して欲しい」と呼びかけています。