駿河屋労組が和歌山地裁に署名提出(写真付)

2014年06月26日 18時52分 ニュース, 社会, 経済

民事再生法による経営再建を断念し、550年の歴史に幕を下ろして破産処理が行われている、和歌山市の和菓子の老舗・総本家駿河屋(そうほんけ・するがや)の労働組合が、従業員の雇用を含めた再生を求めるおよそ1万2千人分と90団体の署名を、きょう(26日)和歌山地方裁判所に提出しました。

署名を持って裁判所に入る弁護士と労組(6月26日・和歌山地方裁判所にて)

署名を持って裁判所に入る弁護士と労組(6月26日・和歌山地方裁判所にて)

集まった署名の一部

集まった署名の一部

署名活動は、先月末(5月)の事業停止以降、県内の街頭やシンポジウムの会場などで行われ、およそ1か月足らずで、県内や全国から合わせて1万2294人分の署名が集まりました。また、労働組合を中心とする90団体からも署名が寄せられました。

きょう(26日)午後2時、駿河屋労働組合の根田昌彦(ねだ・まさひこ)執行委員長ら組合員と、豊田泰史(とよだ・やすふみ)弁護士のあわせて7人が、駿河屋の紙袋に入れられたおよそ1万2千人分と、90団体の署名を和歌山地方裁判所に提出しました。

駿河屋労働組合の根田執行委員長は、多くの署名が集まったことについて「短い期間でどれだけ集まるか不安だったが、これだけ多くの声を寄せていただいた。今後は裁判所の判断になるが、組合としても気を引き締めなければならない」と話していました。

また同行した豊田弁護士は「伝統があり歴史的意義も高い和菓子店なので、裁判所には債権者の意向を十分配慮した売却先を決定して欲しい。出来れば和歌山市内の企業を中心として、従業員や和菓子職人らと一帯となった再建を目指したい」と話していました。