和歌山市北部の産業廃物最終処分場問題  住民が反対署名提出(写真付)

2014年06月27日 18時53分 ニュース, 社会

和歌山市北部に建設が計画されている産業廃棄物最終処分場の建設に反対する地元住民らがきょう(27日)午後、和歌山市の大橋建一(おおはし・けんいち)市長と面会し、建設反対の署名を提出しました。

署名を手渡す自治会関係者(6月27日 和歌山市役所にて)

署名を手渡す自治会関係者(6月27日 和歌山市役所にて)

この計画は、和歌山市北部の滝畑・上黒谷(かみくろだに)地区に、およそ10ヘクタールの県内最大規模の産業廃棄物最終処分場の建設が計画されているもので、これまで地元の関係者やこの地区が水源の滝畑川流域にあたる大阪府阪南市の市民らが、水質汚染の恐れがあることや中央構造線の根来断層が近くにあり、地滑りや崩壊の危険性があるとして建設に反対し、これまでおよそ12万筆の署名を集めて市に提出していました。

住民ら13人はきょう午後1時に和歌山市役所で大橋市長と面会し、新たに集めたおよそ2万4千筆の署名を手渡しました。

そして、地元滝畑自治会の栗本敬一郎(くりもと・けいいちろう)自治会長が、廃棄物処理法の問題点を指摘した上で「私たちは法律を守り、執行することに異議はないが、その法律が住民の命を守るようになっているのかチェックする役割が行政にはある。どうか、立ち止まり、国と向き合って欲しい」と大橋市長に要望しました。

これに対し大橋市長は「法律では業者が市の指導通りに書類を提出すれば、結果的に許可をせざるを得ないが、担当部署は住民の想いを頭に描きながら行政指導している。また、みなさんが地元の水に対して思い入れがあることも理解しているつもりだ」と話しました。

また、同席した地元関係者らからは「建設を予定している業者に、住民に説明するよう指導して欲しい」、「説明会が開かれたときには行政にも立ち会って欲しい」といった要望も出されました。

市によりますと、建設を計画している業者からはことし(2013年)3月に任意で「生活環境影響調査」の実施計画書が提出されていて、今後、条例で提出が義務付けられている事業計画書に問題が無ければ建設がスタートする運びになります。