県消防学校・いじめ事件あおった消防士を謹慎処分(写真付)

2014年07月25日 18時50分 ニュース, 事件・事故・裁判, 政治, 社会

今月(7月)10日、和歌山県消防学校で研修中だった消防士が同期生の右肩にアイロンを押し当てるいじめ行為をけしかけたとして、県・消防学校は、20歳の消防士に対して、きょう(25日)付けで、3日間の謹慎とする懲戒処分を下しました。

会見で陳謝する糸魚川校長(左)ら(7月25日・和歌山県庁にて)

会見で陳謝する糸魚川校長(左)ら(7月25日・和歌山県庁にて)

謹慎処分となったのは、橋本市消防本部に所属し、県・消防学校で研修中の20歳の消防士です。

県・消防学校の調べによりますと、この消防士は、今月10日の夕方、学生寮で、橋本市消防本部の21歳の消防士が、同期生で串本町(くしもとちょう)消防本部の18歳の消防士にスチームアイロンを押し当て右肩に火傷を負わせた際、笑って見ていたり、あおったりしていました。

火傷を負わせた消防士による一連のいじめ行為は、入校直後のことし(2014年)5月ごろからはじまり、被害者の消防士は蹴られたり、ひげ剃りクリームを顔に塗りつけられたり、デッキブラシで殴られたりしましたが、いじめをけしかけた消防士を含む同期生8人は行為を制止せず、教職員にも報告していませんでした。

なお、火傷を負わせた消防士は、今月18日傷害の疑いで警察に逮捕され、22日に学校を退校処分となっています。

県・消防学校は規則にのっとり、いじめ行為をけしかけた消防士を今月30日から3日間の謹慎と厳重注意に、残る7人の消防士を厳重注意としました。

糸魚川校長

糸魚川校長

県・消防学校の糸魚川隆司(いといがわ・たかし)校長は記者会見を開き「人命救助に従事する消防士がいじめ行為を行い、学校側も把握できず深く反省する」と陳謝し、今後は、学生の個人面談や、学生寮の見回り、相談窓口の設置や、人権教育の充実などの再発防止策を示しました。

また県では、引き続き、学校の教職員らの管理監督責任について調査する方針です。