子どもの腎臓病治療 指針改定へ

2014年07月30日 18時21分 ニュース, 社会

和歌山県立医科大学などの研究チームは、原因不明の腎臓病「小児ネフローゼ症候群」の治療に使われる、ステロイドの投与期間について、国際的に論争のある、2か月間と3か月以上と7か月のどちらでも効果に差がないことがわかったと発表しました。

県立医大と国立成育医療研究センターなどの研究チームによりますと、2007年から、子どもの患者およそ240人で比較し、2年以上追跡した結果、2年では、再発する割合に差がなく、このことを国際腎臓学会誌電子版に発表しました。チーム代表の吉川徳茂(よしかわ のりしげ)県立医大教授は「2か月の短期治療が主流になるだろう」「ステロイド使用による副作用や患者と家族の負担を軽減できる」と話しました。小児ネフローゼ症候群の国内外の治療指針が今後改訂されるものとみられます。この病気は、腎臓のろ過機能の一部が働かなくなり、血液中のタンパク質が尿とともに大量に排出され、全身がむくむ病気で、排出を止めるためステロイドを投与します。