全国学力テスト・和歌山県は小中すべての科目で全国下回る

2014年08月25日 18時41分 ニュース, 社会

ことし(2014年)4月、全国の小学6年生と中学3年生に対して行われた全国学力テストの結果が、きょう(25日)公表され、和歌山県は、小学校・中学校ともに、すべての教科で平均正答率が全国平均を下回りました。県・教育委員会では「大変厳しい結果だ」とコメントし、改めて教員の研修に力を入れる方針を示しました。

県・教育委員会によりますと、ことしの学力テストは、特別支援学校を含む県内すべての公立の小学校242校と、中学校125校で、4月22日に行われました。

小・中いずれも国語と算数・数学の2科目で、基礎的な知識を問うA問題と、応用力を問うB問題の2種類のテストと、生活習慣や学習環境に関する意識調査で構成されています。

その結果、和歌山県の平均正答率は、小・中いずれもすべての教科で全国平均を下回り、とくに小学校の国語Aと中学校の国語Bが全国平均より3・5ポイント下回りました。

都道府県別の順位を見ても、小学校国語Aは全国最下位の47位、中学校国語Bは全国45位となったほか、そのほかの教科も中学校数学Aが37位のほかは、41位から44位と低くなりました。

さらに科目ごとの都道府県別順位もすべて去年(2013年)を下回っています。

小学校国語Aでは「五十歩百歩」の意味を正しく用いている文章を3択で選ぶ問題の正答率が全国は55・8%、和歌山県は44%となりました。

さらに、意識調査の中で「家で学校の授業の復習をしていますか」という質問に対して、「している」「どちらかといえば、している」と答えたのは小学生が46・3%、中学生は38・6%と、全国平均を大きく下回っています。

県・教育委員会学校指導課の池田尚弘(いけだ・なおひろ)課長は「我々の詰めが甘かったと反省している。去年から市町村の教育委員会を通じて、授業を改善する取り組みを行っていて、その方向性は間違っていないと思う。今後は児童や生徒に自分の考えの記述や発表を行う機会を増やしていく」と話しています。