和歌山DC・貴志川線の車内で枡酒楽しむイベント(写真付)

2014年09月23日 17時09分 ニュース, 交通, 社会, 経済

秋分の日のきょう(23日)わかやま電鐵(でんてつ)・貴志川線(きしがわせん)の車内で枡酒を楽しむイベントが開かれ、およそ40人の乗客が高らかに乾杯の声を上げました。

枡酒で乾杯する乗客ら(9月23日・貴志川線車内にて)

枡酒で乾杯する乗客ら(9月23日・貴志川線車内にて)

これは、今月(9月)から始まった「和歌山デスティネーションキャンペーン」の一環で、わかやま電鐵が地元の酒造会社4社と和歌山水了軒(すいりょうけん)、それに貴志川線の存続活動を繰り広げる市民団体「貴志川線の未来をつくる会」の協力で主催しました。

「いちご電車」の車両を使った臨時枡酒列車(9月23日・伊太祁曽駅にて)

「いちご電車」の車両を使った臨時枡酒列車(9月23日・伊太祁曽駅にて)

枡酒列車のサボ

枡酒列車のサボ

きっかけは、全国8割のシェアを誇る枡の産地・岐阜県大垣市(おおがきし)の枡メーカーが、去年(2013年)地元の酒造メーカーと鉄道会社に呼びかけて、枡酒を楽しむイベント列車を運行し好評だったため、ことし(2014年)は、わかやま電鐵を含む全国のローカル鉄道に実施を呼びかけたところ、関東・東北・東海・九州・和歌山の11社が応じ、今月から来月(10月)にかけて、各地で枡酒列車を運行することになったものです。

枡酒を楽しむ女性客

枡酒を楽しむ女性客

きょうは秋晴れの中、和歌山市の伊太祈曽(いだきそ)駅には、地元や大阪・京都からおよそ40人の客が集まり、車内にテーブルが設置された臨時列車に乗り込むと、係員の音頭で枡に注がれた地酒を乾杯しました。

アコーディオンの演奏で歌う紀の川市の女性

アコーディオンの演奏で歌う紀の川市の女性

車内では、和歌山デスティネーションキャンペーン期間限定の「めはり寿司弁当」や菓子が提供されたほか、和歌山市在住のアコーディオン奏者・西郷章(さいごう・あきら)さんの演奏で「ブルーライト・ヨコハマ」や「お久しぶりね」といった歌謡曲の数々を乗客と一緒に歌うひとときもありました。

和歌山市の男性は「日本酒が好きなので楽しみにしていた。今後もこのようなイベントを貴志川線で企画して欲しい」と満足した様子で話していました。

また「貴志川線の未来をつくる会」の川村記義(かわむら・きよし)事務局次長は「普段乗っている貴志川線ががらりと変わった。まだ赤字は続いているが、新たな可能性が打ち出せた。今後の利用拡大につなげたい」と話していました。

さらに県・酒造組合連合会の池本重明(いけもと・しげあき)技術顧問も「甘みと深みが決めての和歌山の地酒と観光との連携を、今後も前向きに考えたい」と話しています。