和歌山高専創立50周年式典(写真付)

2014年11月30日 12時46分 ニュース, 社会

御坊市にある国立和歌山工業高等専門学校の創立50周年記念式典がきのう(29日)、和歌山市の県民文化会館で行われ、在校生や卒業生、教育関係者らが参加しました。

インタビューに答える田中理恵さん=29日、県民文化会館で

インタビューに答える田中理恵さん=29日、県民文化会館で

現役生を激励しようと、県出身でロンドンオリンピック体操女子主将の田中理恵(たなか・りえ)さんが登場し、男女それぞれ1人の在校生代表から舞台でインタビューを受けました。田中さんは、体操三昧だった中学、高校時代を振り返りながら、「けがをして、大変な時もありました。しかし、くじけそうになった時は、『理恵には理恵にしかできない体操がある。大丈夫』と自分自身を励まして頑張りました」と話しました。高専生に対しては「あきらめずに全力を尽くしてください」と励ましました。

ホンダでの成功体験を話す桜井淑敏さん=29日、県民文化会館で

ホンダでの成功体験を話す桜井淑敏さん=29日、県民文化会館で

続いて、元ホンダF1(エフワン)チーム総監督の桜井淑敏(さくらい・よしとし)さん70才が「夢への挑戦、不屈の魂」のテーマで講演しました。その中で、桜井さんが入社直後、実験結果に疑問を持ちながら、上司に伝えただけで放置したことでトラブルが発生したことを明かし、ホンダの創業者、本田宗一郎(ほんだ・そういちろう)氏から「『真実は権力より強い』と言われ、『疑問」を放置したことで事態が悪化したことをその後の人生の教訓にしている」と話しました。

また、1000万円の外国車とほぼ同じ性能の車を10分の1の値段で販売できるようにするために必死で努力して実現したことや、親友だった天才ドライバー、アイルトン・セナが、「祖国ブラジルの子どもたちのために自分は闘う」と述べていたことなどを紹介し、「何のために戦うのか。何事にも動機が大切」などと話しました。そして在校生に「あきらめず、しつこく努力を」、また、「心のエンジンをドライブしてください」と、激励しました。

式辞を述べる堀江振一郎校長=29日、県民文化会館で

式辞を述べる堀江振一郎校長=29日、県民文化会館で

式典では、堀江振一郎(ほりえ・しんいちろう)校長が「実践的で創造的な技術者を養成していくという目標のもと、次の50年に向けて、国際的にも活躍できる力を身につけた高専生を育てていきたい」などと式辞を述べました。

記念祝賀会で鏡割りをする和歌山高専関係者=29日、ホテルアバローム紀の国で

記念祝賀会で鏡割りをする和歌山高専関係者=29日、ホテルアバローム紀の国で

この後、ホテルアバローム紀の国で記念祝賀会が開かれました。