和歌山県知事選・現職の仁坂吉伸知事が3回目の当選(写真付)

2014年11月30日 23時21分 ニュース, 政治

任期満了に伴う和歌山県知事選挙は、きょう(30日)投票が行われ、無所属の現職で、自民・公明・民主の各党と社民党県連の推薦を受けた仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事64歳が3回目の当選を決めました。

3期目の当選を決め抱負を語る仁坂知事(11月30日・和歌山市北汀丁にて)

3期目の当選を決め抱負を語る仁坂知事(11月30日・和歌山市北汀丁にて)

開票結果は次の通りです。敬称は省略します。

当選 仁坂吉伸(にさか・よしのぶ) 無所属・現 26万6093票

畑中正好(はたなか・まさよし) 無所属・新  5万4164票

投票率は39・65%で、4年前(2010年)の前回より3・72ポイント低く、過去3番目の低さとなりました。

当選した仁坂知事は、和歌山市出身の64歳で、和歌山大学教育学部附属小学校と中学校、県立桐蔭(とういん)高校、それに東京大学経済学部を卒業後、1974年、当時の通商産業省に入省し、経済産業省の製造産業局次長や、ブルネイ大使などを歴任しました。

その後、社団法人日本(にほん)貿易会の専務理事を経て、官製談合事件で前の知事が辞職したことに伴う2006年12月の知事選挙で初当選し、今回、3選を果たしました。

当選を決めた仁坂知事は、きょう午後8時すぎ、和歌山市北汀丁(きたみぎわちょう)の選挙事務所で、支持者らを前に「8年間の県政運営が信任され大変感謝している。さらに和歌山を元気にするために、残された課題を急いで解決したい」と語り、道路整備や地震・津波対策をはじめ、県内産業や農林水産業の発展、観光振興、学力向上などに引き続き取組む意向を示しました。

和歌山放送本社スタジオを訪れ花束を受け取る仁坂氏

和歌山放送本社スタジオを訪れ花束を受け取る仁坂氏

この後、和歌山放送本社を訪れた仁坂知事は、報道特別番組に出演し、まず取り組みたい課題について道路整備をあげ、「道路はチャンスの道であり、命の道だ。県民のチャンスを活かすために整備を急がなければならない。国体までに出来る京奈和道(けいなわどう)や第二阪和国道以外に、それ以降の完成を目指した県内の道路網や、紀伊半島一周道路の完成に向け、取り組まなければならない」と語りました。

和歌山放送本社スタジオ(和歌山市湊本町)で抱負を語る仁坂氏

和歌山放送本社スタジオ(和歌山市湊本町)で抱負を語る仁坂氏

 

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今回の知事選挙は、2期8年にわたる仁坂県政への評価や、地域活性化策、南海トラフの巨大地震をはじめとする災害対策などが主な争点となりました。

仁坂知事は、ことし3月、定例県議会の一般質問で3期目を目指して立候補する意向を表明し、その後、自民・公明・民主の各党と社民党県連の推薦を受け、与野党相乗りの組織力で、終始有利な選挙戦を展開しました。

一方、無所属の新人で共産党が推薦する「市民オンブズマンわかやま」事務局長の畑中正好(はたなか・まさよし)氏62歳は「仁坂県政は地方切り捨てで中央追従だ」と批判し、大型公共工事や企業誘致よりも、福祉や医療の分野に力を入れるべきだとして、政策の転換を訴えましたが、立候補の表明がことし8月と大きく出遅れたことなどが影響し、支持を広げることが出来ませんでした。

和歌山県の当日有権者数は82万3287人でした。