児童虐待死事件・懲役12年求刑

2014年12月10日 21時39分 ニュース, 事件・事故・裁判, 社会

和歌山市で、去年(2013年)7月、当時の2歳の長男に暴行して死亡させたとして、傷害致死の罪に問われている父親に対する裁判員裁判の論告求刑公判が、きょう(10日)和歌山地方裁判所で開かれ、検察側は懲役12年を求刑して結審しました。

起訴状によりますと、和歌山市神前(こうざき)の無職・原和輝(はら・かずき)被告27歳は、去年7月23日夜、自宅で当時2歳だった長男の星涼(せり)ちゃんの左側頭部などを何らかの形で複数回強く打ち、外傷性くも膜下出血などで死亡させたとして、傷害致死の罪に問われています。

検察側は論告で「腹部など広い範囲で内出血が見られ、暴行が原因だ」と主張し、「抵抗できない無力な児童に一方的な暴行を加えたうえ、嘘をついて責任逃れをしており反省も見られない」として、懲役12年を求刑しました。

これに対して弁護側は「外傷は救命活動中に負った可能性もある。妻との電話のやりとりや救急隊員の証言からも、星涼ちゃんが風呂場で転倒したのは明らかだ」などと反論し、改めて無罪を主張しました。

原被告も最終弁論で「今まで色々な話があったが、子どもに対して私は愛情をちゃんと持っていたと思う。暴力を振るうことはありません」と述べました。

判決は、今月(12月)15日に言い渡される予定です。