2歳児童虐待事件 父親に懲役9年の実刑判決

2014年12月15日 21時02分 ニュース, 事件・事故・裁判

和歌山市で、去年(2013年)7月、当時2歳の長男に暴行して死亡させたとして、傷害致死の罪に問われている父親に対する裁判員裁判の判決公判が、きょう(15日)午後、和歌山地方裁判所で開かれ、浅見健次郎(あさみ・けんじろう)裁判長は懲役9年の実刑判決を言い渡しました。

判決によりますと和歌山市神前の無職、原和輝(はら・かずき)被告27才は、去年7月23日の午後8時半ごろから午後11時ごろまでの間、自宅で、長男の星涼(せり)ちゃん当時2歳に暴行し、外傷性くも膜下出血などの怪我をさせて死亡させました。きょうの判決公判で浅見裁判長は、争点となっていた司法解剖による死因の特定については信用できるとした上で、犯行時刻のおよそ2時間半の間に生じたと思われる傷は相当強い力が加えられないと生まれない傷で、状況的にそれをできるのは原被告だけだとして、検察側の主張を全面的に認めました。そして、児童虐待の中でも悪質であり、原被告は捜査段階から自分の責任を回避しようという姿勢を取り続け、更正のために相当長期の刑を科すとして懲役12年の求刑に対し、懲役9年の実刑判決を言い渡しました。弁護側は大阪高等裁判所に控訴する意向を示しています。