田舎暮らしに居場所見つけ 田辺市での生活をネット放送

2014年12月29日 18時28分 ニュース

引きこもり経験のある若者らが携帯電話の電波が通じず、スーパーへは車で1時間という田辺市の山間部に住み込み、地元の高齢者と支え合う生活を送っています。

場所は、過疎や高齢化が進む旧大塔村エリアの田辺市面川(おもかわ)地区で、東京や長野市、名古屋市、それに愛媛県出身の20代から30代の男性4人が、ことし4月以降、支援団体に作ってもらった家で共同生活を送っています。

4人は、草刈りや小屋の解体を手伝う一方、住民からは、野菜などを差し入れてもらい、生活費は、梅を収穫するアルバイトで賄っているということです。

地元の住民は、「孫みたいなもの」「独り暮らしの高齢者が多く、心強い」と温かいまなざしを向けています。4人の内の1人、名古屋市出身の石井新(いしい・あらた)さん26歳は、インターネットで畑仕事など日々の生活を生放送しています。

その放送を見て、長野市から移り住んだという松田淳一(まつだ・じゅんいち)さん37歳は、自分の居場所を見つけることができ、「同じ境遇の人の居場所づくりをしたい」という夢も生まれました。

石井さんは、「社会との関わりに悩む人に生き方の選択肢として示していけたら」意気込みを口にしています。