文化財防火デーを前に和歌浦天満宮で消火訓練(写真付)

2015年01月23日 18時45分 ニュース, 社会, 防災

今月(1月)26日の文化財防火デーを前に、和歌山市の和歌浦天満宮で今朝(23日)、消防訓練が行われました。

和歌浦天満宮裏の山林に放水する和歌山市消防局の局員(1月23日 和歌浦天満宮にて)

和歌浦天満宮裏の山林に放水する和歌山市消防局の局員(1月23日 和歌浦天満宮にて)

この訓練は、今月26日の文化財防火デーを前に、和歌山市消防局が毎年、市内の神社や寺などで行っているもので、今回で55回目です。

訓練は、和歌浦天満宮の本殿付近から出火して、強風にあおられ、本殿や付近の山林に延焼し、天満宮の自衛消防隊の隊員1人が怪我をした、という想定で行われました。

きょう午前10時から行われた訓練には、和歌山市消防局や天満宮の自衛消防隊の隊員らおよそ40人が参加しました。

訓練では、自衛消防隊が出火場所を確認して、すぐに消防に通報すると共に、天満宮に置かれている宝物(ほうもつ)を運び出したり、参拝客を安全な場所に誘導したりした一方、消防局員は、放水用のホースを背負って、65段の急な階段を駆け上がり、近くのため池からくみ上げた水を使って本殿裏の山林に放水しました。

今回の訓練について、和歌山市消防局の林正義(はやし・まさよし)局長は「消火が困難な天満宮でうまく連携が取れました。寺や神社は一つの部屋の空間が大きく、火が回りやすいので、火が小さい間に消火することが被害を小さくする鍵だと思います」と話していました。

また、和歌浦天満宮の小板政男(こいた・まさお)宮司は文化財の火災原因として放火が多いことを踏まえ、「火災については神経をとがらせています。近所の人に不審者がうろついていたらすぐに報告してもらうなど天満宮に関心を持ってもらうことが大切だと思います。」と話していました。