小5男児殺害 容疑者宅から刃物などを押収

2015年02月07日 20時27分 ニュース, 事件・事故・裁判, 社会

紀の川市で小学5年生の森田都史(もりた・とし)くんが殺害された事件で、和歌山県警の捜査本部は殺人容疑で逮捕した男の自宅から、ナタのような刃物3本を押収したことを明らかにしました。

警察は、きょう(7日)午後からもおよそ5時間にわたり殺人容疑で逮捕した中村桜洲(なかむら・おうしゅう)容疑者の自宅の検証と家宅捜索を行い、これまでに刃物3本と衣類、ニット帽、それにパソコンなどを押収したということです。

捜査本部によりますと、押収した3本の刃物はいずれも刃体がおよそ40センチのナタのようなもので、いずれも中村容疑者の部屋の衣装ケースから見つかりました。3本のうち、2本は先端が尖(とが)っていて、残る1本は丸みを帯びています。またそれぞれ最大1センチの厚みがあるということですが、見た目には血痕は付いていないということです。

さらに、この衣装ケースには、黒っぽいパーカーと青色の長ズボンが合わせて入れられていて、目撃証言にあった犯行当時の服装に似ていることから、警察では刃物と合わせて鑑定することにしています。

これまでの調べで、司法解剖の結果、森田くんの死因は失血死で、ほぼ即死と見られ、遺体には頭や胸、両腕に合わせて10か所近い傷があり、傷口の形状からナタのような大型の刃物で頭の骨が割られ、心臓を刺され致命傷となった傷は、刃体の長い刺し身包丁のような鋭利な刃物によるものと見られています。

このため警察は、中村容疑者が複数の凶器で繰り返し切ったり刺したりしたと見て、押収した刃物が事件に使われたのかどうか、詳しい鑑定を進めることにしています。

中村容疑者は、逮捕当時に引き続き、容疑を否認していますが、きょう(7日)派遣された弁護士とおよそ1時間接見し、刑事弁護人の選任手続きの説明を受けました。弁護士によりますと、中村容疑者はうつむき加減で疲れた様子を見せていたということです。