紀の川市小5刺殺・仁坂知事「社会全体で対処すべき」

2015年02月09日 19時23分 ニュース, 事件・事故・裁判, 政治, 社会

紀の川市で小学5年の森田都史(もりた・とし)くん11歳が、刃物で刺されて殺害された事件について、和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事は、けさ(9日)の定例記者会見で、「DV(身内の暴力)と同じように、社会全体での監視や措置を強化する必要がある」と所見を述べました。

この中で仁坂知事は「容疑者が凶器を所持していたり、子どもを追いかけたり、言動がおかしかったりという事例があったと聞く。海南市で発生した中学生による刺傷事件でも、家庭で両親が苦労していた事情があったようだ。これまで家庭や本人の問題として扱われることが多かったが、事件が起こってから対応するのでは遅い。DVと同じように社会全体で監視や措置を行うことを強化しなければならないのではないか」と述べました。

その上で仁坂知事は、県の環境生活部を中心に、見守り体制の強化や情報収集の改善策などを検討するよう指示したことを明らかにしました。

一方、県・教育委員会の田村光穂(たむら・みつほ)学校教育局長も、きょう、県庁・南別館で記者の質問に答え、今後の対応について「事件の背景を探るのは難しいと思うが、児童や生徒が身を守るため、自ら危険を察知して回避できる力を身につけさせる安全教育の強化が学校現場の課題となる」と述べ、健康体育課に安全教育の充実と具体的な方策の検討を指示したほか、子どもの心のケアにも長期的に取り組む考えを明らかにしました。