紀の川市男児殺害事件から一週間 登下校は親の判断で(写真付)
2015年02月12日 18時59分 ニュース, 事件・事故・裁判, 社会
紀の川市で、小学5年の森田都史(もりた・とし)くんが殺害された事件から一週間が経ちましたが、森田くんが通っていた小学校ではきょう(12日)から登下校の方法が保護者の判断に任され、歩いて登校した児童からは笑顔が溢れていました。
紀の川市立名手小学校では事件以来、保護者同伴で児童が登校していましたが、きょうからは保護者の判断に任されることになりました。
しかし、多くの児童は保護者の運転する車で登校したほか、他の児童も保護者や地域のボランティアが見守る中、集団登校で登校しましたが、集団登校した児童らからは笑顔が溢れていました。
小学6年生と3年生の男の子の兄弟は「学校の雰囲気はまだ静かで、事件の影響を感じます。犯人が捕まるまでは不安でしたが、今は安心しています。」と話していました。
この事件を巡っては、森田くんを殺害したとして殺人の疑いで逮捕された中村桜洲(なかむら・おうしゅう)容疑者22歳の自宅から押収された刃物に、森田くんの血痕が検出され、中村容疑者が、刃物を使って森田くんを殺害したことを示す重要な証拠とみて捜査を進めています。