仁坂知事・青少年凶悪事件の課題示す(写真付)

2015年03月18日 19時04分 ニュース, 事件・事故・裁判, 政治, 社会

和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事は、けさ(18日)の定例記者会見で、紀の川市や海南市、神奈川県川崎市で相次いだ青少年による殺人など凶悪事件の課題を挙げ、県として速やかな対策をとる方針を示しました。

事件の課題を指摘した仁坂知事(3月18日・定例記者会見にて)

事件の課題を指摘した仁坂知事(3月18日・定例記者会見にて)

この中で仁坂知事は、紀の川市で小学5年生が殺害された事件や、海南市の中学生による殺人未遂事件の問題点として、犯行前に容疑者が刃物や木刀を振り回していたことや精神的に不安定だったことなど、危険な兆候を家庭や地域の外で情報化されておらず、県や市町村、警察などが組織的に対応出来ていなかったことを指摘しました。

また、紀の川市の事件で使われた「ククリナイフ」を容疑者が所持していた行為についても仁坂知事は「所持すること自体がおかしい。青少年健全育成条例で未成年への販売は規制しているが大人の販売や所持も県の条例で規制できないか、環境生活部を中心に検討を始めている」と述べ、銃刀法と照らし合わせて県条例を制定し、規制する考えを改めて示しました。

このほか、川崎市の未成年者による殺人事件について、殺害された少年がインターネットの「LINE(ライン)」でSOSを発していた事が伝わらなかった点も問題視し「SNSの閉鎖性が監視を難しくしている現状がある。子どもに、危険を察知したらすぐに県のネットパトロールへ通報させる教育が必要だ」とも述べました。

その上で、仁坂知事は具体的な時期は明らかにしなかったものの「グズグズしてはいられないので様々な対策を検討し、県として出来るだけ早く具体化したい」と語りました。